そろそろ「自分システム」の不具合対応をまじめにやってみようと思う

自分が失敗しても、「愚痴って、開き直って、問題放置」しつつ「いざとなれば自分だってできる」と高を括っていたけど、もう、通用しなくなってきた。ここで、まじめに自分の実態に向き合って、自己改善をしてみようと思う

自分の不具合対応記録 [vol.3] 資料を、整理整頓しないで1か所に、乱雑にため込んでいる。

私の最も苦手なことの1つに、「整理整頓」があります。
机回り、資料、PCのデスクトップやフォルダは、いつもモノがごちゃごちゃしてて、何か使いたいときは、まるで、昔流行った「ウォーリーを探せ」状態。
特に資料は、欲しい資料がすぐに出せず、仕事の効率にも影響が出ていました。
本やネットなどで、整理整頓のノウハウなどを見るけど、「いるもの・いらないもの」に、なかなか分別できなくて、とりあえず普段持ち歩く「ファイル」に綴じるか、机の上においてしまう。
後でまとめて片づけようと思いつつ、だんだん、机は、資料の要塞化・・・。

今回は、師走の大掃除シーズン真っ最中でもあるので、整理整頓のうち、主に「資料の取り扱い」について、不具合対応してみました。

状況

「資料の取り扱い」において、自分が起こしているトラブルは、主に以下のとおりです。

  1. 作業スペース、PCのファイル類、資料類など、いつもごちゃごちゃになっている。
    • ワークファイルは満杯状態。
    • 満杯の ワークファイルは、幅広タイプに移し替えて、持ち歩くファイルが大きくなる。
    • 持ちきれなくなった資料は、机の上に積んでおく。
  2. たまに「整理整頓」しても、すぐに、また、乱雑な状態に戻る。
    • 作業に追われていると、整理整頓する時間がもったいなく感じる。
    • 「後で」「もう少ししたら」で、整理整頓は後回しにしておく。
  3. その結果、資料探しにあたふたして、作業効率が悪い。
    • 欲しい資料を出そうと思うと、資料が見つからない。
    • 過去の状況を聞かれた場合など、資料がすぐに提示できず、打合せを長引かせてしまう。
    • 最新資料が曖昧になってしまい、最新状況を再確認しなくてはいけない。
      • しかも、上司には言いにくいので、ばれないように、確認する
    • スケジュール上、作業開始しているはずが、実は、まだ、関係資料の確認に手間取っていることが多い。

原因(現状運用)

上記の各トラブルについて、原因を分析してみました。

資料の取り扱い方の現状運用です。

  1. 作業中の資料の場合

    • 検討中、作業中、残作業状態、対応保留状態にものは、作業が完了していないので、すべて「検討中(ワーク)」ファイルに綴じておく
    • 「目に見えるところに出しておいたほうが、すぐに使えて効率的」といった気持ちで、机の上に置いておく
  2. 作業完了後の資料の場合 

    • 不具合等でまた使うかもしれないので、他の資料と同じファイルやカバンに入れて、もう少し手元に置いておく
    • 数か月たったら、とりあえずもう使わないと思うので、手元から、机回りの、「空きスペース」に、とりあえず移動しておく

上記の行動の際、以下の「理由」がありました。
これらの「理由=自分の理屈」が、現実と違っていたため、いつも、資料を探すはめになっていました。

  • 自分が、一番記憶できる場所に入れておけば、すぐ出せる (って、自分、記憶できる場所自体をわすれがちなのに)
  • 使うものは、1か所にまとめておいておけば、すぐ使えて効率的

本音は、

  • 一度、片づけてしまうと、次に必要になったとき、すぐに探し出せる自信がない(今までのしょっちゅう探し物をしている実績から・・・)

ので、片づけたくても、片づけられない状況を起こしていました。


解決案①と実施結果

上記のような、私のやらかしている様子を見た先輩が、資料の分類方法について、アドバイスしてくれました。

  • 1か所にまとめておくにも、容量の限度があり、多すぎるとかえってわかりにくいので、分類したほうがよい
    • ただし、「分類素人」が いきなり細かく分類しようとしてもかえって、分類に迷うので、まずは、3~4パターンぐらいがいいのではないか
  • 資料は、「検討中」「正式版」「ボツ・過去資料」などのファイルに分類する
  • 資料のカテゴリ、プロジェクトごとに、タグインデックスをつける

で、そのアドバイスを参考に、以下の分類基準で、まずは、今までためてあった資料を分類してみました。

  1. 検討中:現在作業中の関連資料、残作業項目(保留状態の作業も含む)の関連資料
  2. 正式版:プロジェクト完了状態の資料(納品物件状態の完成版)
  3. ボツ・過去資料:修正する前のNG資料、もう2度と使わない資料

う~~~ん、
作業自体をため込んでいる私の場合「検討中」に分類される資料が、圧倒的に多い・・・。
多少は、正式版、ボツ・過去資料に分けれたものの、あまり効果がなさそうな・・・。
でも、先輩に悪いし、上司の手前、整理整頓しているように見せないと、まずいだろうし・・・で、「とりあえず」3つのファイルへの分類をやってみることにしました。

上司や先輩からは、「最近、資料は、整理整頓できてる?」と聞かれるたびに、
なんとか、整理整頓してます」
と、ちょっと曖昧な返事をして、その場を済ませていました。

(前回記事「自分の不具合対応記録 [vol.2] 自分の「ごまかし」を棚卸してみた - そろそろ「自分システム」の不具合対応をまじめにやってみようと思う」の、「自分のごまかしリスト」のNo5が発生していました。)

No 自分のごまかしの理屈・言動 現実(結果)
5 資料、情報を、検討中、正式版、ボツに分類して、「検討中状態」をため込まない すぐに、検討中にため込んで、数か月以上放置状態だが、上司には、分類しているように答える

しばらくすると、「検討中」ファイルは、満杯状態に。
資料検索も、相変わらず、時間がかかってしまう点は、改善できませんでした。

この前の打ち合わせで、仕様確定版になった資料を見たいのに、その資料がぱっと出てこなくて、いらいらしてしまう。
確かに、「これから作業するための資料だから」ということで、検討中ファイルに入れたはずなのに。
なぜないんだ?といういら立ちばかりが・・・。


解決案②と実施結果

またまた、あたふたしている私の様子を見て、先輩から、
「資料の分類の定義、守れてる?」
と声かけられました。私は、前述の分類の定義を話し、
「分類はしてるけど、検討ファイルに一杯たまってしまう」
ことを伝えました。

先輩から、
「その分類の定義、おかしくない?」
と、指摘が・・・。

先輩のアドバイスに基づいて、資料の分類の定義をしなおしました。
(赤字部分が、解決案①のときと大きく変わる部分です)

  1. 検討中:現在「検討中」「作成途中」の資料のみを綴じる。
    • 作業中のプロジェクトでも、仕様確定した資料は、正式版に移す。
    • 保留状態の作業の関連資料は、いったん「ボツ・過去資料」ファイルに移す。
    • 仕様検討中・資料作成途中のものが入っているので、製造(コーディング)時は、ここの情報を当てにしてはだめ。
  2. 正式版:仕様が確定した資料を綴じる。
    • コーディングなどは、この「正式版」に入っている資料を見ながら、作業する。
    • プロジェクトがすべて完了した場合、最終資料は、下記の納品版に移動する。
  3. ボツ・過去資料:修正する前のNG資料、現状しばらく使わない資料、対応保留中(残作業にずっと残っていて、上司との相談して保留中のもの)を綴じる。
    • 対応保留中の作業が、再度復活したら、「検討中」ファイルに差し戻す。
    • NG資料は、本来廃棄してもいいが、もし、過去のNG理由などを再確認したい場合を考慮して、一定期間保存する。
    • 本当に使わないことが確定したら、このファイルから抜いて廃棄する。
  4. 納品版:プロジェクト完了状態の資料(納品物件状態の完成版)。
    • 客先に渡したものの控えや仕様確定の最終版のもの。
    • プロジェクト、フェーズごとにファイリングして、納品版保管場所で、管理する。
    • 客先からの問い合わせ、仕様追加などの依頼があった場合、この納品版の情報を確認する。
    • 客先に最終納品したものと同じ資料が入っているはず。

上記の定義により、正式版、ボツ・過去資料、納品版への分類ができるようになり、「検討中」に該当する資料が、一気に減りました。
私の、最初の分類の定義が間違っていて、「実際は、分類にならない基準」を設定していたため、先輩のアドバイスが活用できていませんでした。


今後の課題

解決案②のおかげで、以前に比べ、資料は整理できるようになってきました。
しかし、まだ、以下の課題が残っています。

  • 定期的な資料の状態チェックの徹底化
    • 作業に追われると、まだ、たまに、検討中に入れたままになっている資料があるので、もう少し、意識を保つ必要がある
  • 「ボツ・過去資料」の整理整頓
    • ボツ・過去資料に分類した、作業保留状態の残作業分の資料が膨大にあるので、残作業を早く片付ける、残作業の優先順位や要・不要の検討を行い、本当に不要の資料を、廃棄するなどを行い、机回りにある古い資料類を片づける

あと、今はやりの「ペーパーレス」化も、検討する部分がありそうです。
ただ、「紙」資料が持つ、「机に並べて一見しやすい」「その場で書き込み可能」「手書きの自由度が高い」「PC等のシステム、ネットワーク状況に左右されにくい」などのメリットを考えると、なかなか、紙も手放せないかなと。
ペーパーレス化を意識しつつ、「紙」資料の整理整頓を、まだ改善したいとおもいます。

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